主人と英語の話:ベトナム戦争の兵士たち

暴走少年

おそらく二十歳前くらいの話。
車で飛ばすのが大好きだった主人は、つるむのが好きではないため決して族には入らなかったそうだが、暴走はしていたらしい。
もちろんケンカも。

警察との追っかけっこもよくあり、とある日、ものすごいスピードで小路に逃げ込むと、
ある家の前に逃げ込むとすぐさまエンジンを切り、息を殺していた。

警察が行ってしまった後に気がついてみると、どうやって入ったのか分からないけど
普段ならとても入れそうもない、ブロック塀の狭い入り口から玄関前に停まっており、
出て行くのには相当苦労したとか。
家の人たちは、窓から恐ろしそうにジッと覗いていたそう。

現在ならすぐ通報されることだろうな。

 

ベトナム戦争帰りの兵士達との出会い

同時に、音楽が大好きな主人はクラブなどでバンド演奏もしており、
凄腕のバンドが出演していると聞けばすかさず聞きに行っていたそうだ。

そんな店の一つに、ベトナム戦争に行っている兵士達がつかの間の休暇中に訪れる場所があった。
そこの演奏は特に上手かったと言っていた。

「お前ボブディランは好きか?」
と、ある兵士が聞いてきたそうだ。

それがきっかけで、いろいろ話したそうだが(主人は何となく内容がわかったらしい)、
アメリカ人でもディランやローリングストーンズは何と歌っているのか分からないことが多いんだとか。

 

ディランは特に自分で作った言葉も多いから無理もないか。

印象に残ったのは、兵士達の明るさだったという。
ただ明るいというのではなく、妙に陽気なのだそうだ。

もちろん何を言っているか全部わかる訳ではないので、何となくの印象だったようだが、
「こいつら人を殺してきて、また殺しに行くんだよな」
と思うと、その明るさが腑に落ちない感じがしたらしい。

このことについては長い間、訳が分からなかった。
アメリカの戦争映画を見ている時、時々兵士達の会話の内容や振る舞いがなんだか過激すぎるようなことがあって、
そのことがどうも違和感を感じたり、不思議な感じを持っていた

どうしてそんな風に描くのかわからないなあ、と思ってた。

最近になって読んだある本がきっかけでそのことが分かったんだけど、
それはまた別の機会にしよう。

 

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ジェインの主人に関する生態と探訪 こんにちは ジェインです。 主人と一緒になってずいぶん経ちますが、未だに捉えきれない生態と過去の様々な体験があり、このまま2人とも亡くなってしまえば、誰の記憶にも残らない事がたくさんあってもったいないなあ、と思うようになってきました。 だってあまりにも珍妙で突飛な経験・体験がたくさんあるんですよ、この人。 今まで主人には書け書けと何度も勧めてきたのですが、一向にその気配がないので、私が勝手に想像も含めて書いちゃうことにしました! 年代にとらわれずその時々に思い出したことを書いていこうと思います。 あ、年齢に関しては想像がつくこともあるエピソードもいっぱいですが、私自身はけっこう年下です(カトちゃん夫婦ほどではない)。 退屈しのぎにでも見ていただけたら嬉しいな。