主人と英語の話:基地の少女

不思議な寝言

主人の寝言が不思議・・・てか怖い。

ときどき大声で、英語で、ケンカしている。
くりかえすが寝言だ。
起きても本人は覚えてない。

ウチの主人は純粋な日本人である。
バイリンガルでもないし留学経験もない。

ただ耳がよく、知らない英語もなんとなく聞き取れちゃうことがよくあるのだ。
英語を習ったことはなく、いわば特殊能力みたいなもん。

聞くところによると、昔FEN(Far East Network、極東放送網)が聞こえていた頃、いち早くビートルズの曲を覚えるために培った能力らしい。

当時は録音機材なんて無く、学校でバンドを組んでいたので、メンバーそれぞれにそのパートを教えるため、1回聞いただけで覚える必要があったそうだ。
(ったって、覚えられるか!?あんたはモーツァルトかよ!!)

そうそう、元々特殊能力があったんじゃないの?と思えるエピソードがあった。

 

基地で出会った少女

おそらく4、5歳の頃の話。

主人の実家の近くに当時アメリカ軍の基地があって、将校さん達がよく家族を連れて遊びに来ていたという。
おばあちゃんは「鬼畜米英が来た」とか言って、押入れに隠れていたらしいが。

 

お父さんはちょっと変わったお医者さんで、戦争にも軍医として行っていた。
けどかつての敵味方とか全く関係なかったようだ。
(もしかすると家族のために、だったかもしれないが)
手品が趣味であり、それが基地内で興味を持たれたこともあったかもしれない。

このお父さんも英語は全く話せないのに、意思の疎通がとれたようである。。

お母さんの方は、若い頃「アメリカに行きたかった」とおっしゃっていて、銀座をワンピースで歩いていたという、結構イケてた女性だったらしい。
(ということは、状況をけっこう楽しんでいたのでは)

こんなんだったのかな

当時の実家は大広間があった訳でもなく、どちらかといえば和風の家だったと聞いているが、ダンスパーティーをしたこともあったという。
将校さんがお母さんをダンスのお相手として誘うと、お父さんがあわてて必死に断っていたらしい。

そんなある日、一家で基地内でのパーティーにお呼ばれして(おばあちゃん抜きで)お出かけすることに。

子供達は後部座席に座り、そこにはある将校さんの子供が座っていた。
それはそれは夢見るような可愛い女の子で、お父さんに何かを喋ったらしい。

それを聞いた4,5歳の主人は、聞こえた言葉をそっくりそのまま真似て喋った。とたんに女の子は驚きのあまり目をまんまるくしてこっちを見、まるで「あんた英語喋れるの!?」って言ってるみたいだったとか。

次の瞬間、女の子はニコッと笑いかけると手を繋いできた。
その子も寂しかったのかもしれない。

パーティー会場に着くと、女の子はダンスフロアまで主人の手を引っ張って行くと、大人の真似をしてスカートを持ち上げて挨拶し、リードしながらダンスを始めたそうだ。

 

 
 
 
 
 
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(コンテストの写真しか見つからなかった…)
大人達にはさぞかし微笑ましい光景に映っただろう。
けど当の主人はといえばもう恥ずかしくてたまらなかったとか。

…と言いつつ、「会いたいなあ、どこでどうしてるんだろうなぁ」
なんて遠くを見るのだ。

「とっくにおばあちゃんだよ!」
なんていうイジワルな言葉は胸に秘め、「会えたらいいねえ」とうなづいてあげるワタクシ、なんて優しいんだ!

 

というわけで、勉強が嫌いだから通訳できるくらいの英語力はないけど、
意思の疎通はできるという親子のお話でした。

英語に関する話は他にもあるんだけど、それはまた今度。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ジェインの主人に関する生態と探訪 こんにちは ジェインです。 主人と一緒になってずいぶん経ちますが、未だに捉えきれない生態と過去の様々な体験があり、このまま2人とも亡くなってしまえば、誰の記憶にも残らない事がたくさんあってもったいないなあ、と思うようになってきました。 だってあまりにも珍妙で突飛な経験・体験がたくさんあるんですよ、この人。 今まで主人には書け書けと何度も勧めてきたのですが、一向にその気配がないので、私が勝手に想像も含めて書いちゃうことにしました! 年代にとらわれずその時々に思い出したことを書いていこうと思います。 あ、年齢に関しては想像がつくこともあるエピソードもいっぱいですが、私自身はけっこう年下です(カトちゃん夫婦ほどではない)。 退屈しのぎにでも見ていただけたら嬉しいな。